「どう接すればいいの?」に終止符を。Z世代育成のヒント

「Z世代って難しい…」と思ったら読んでほしい話

「最近の若手は指示を待つばかりで、自分から動かない」
「どう伝えたら響くのか分からない」
そんな声を、私たちは研修現場でよく耳にします。特に中小企業の現場では、少人数ゆえに若手一人の育成が組織全体に大きく影響することも。Z世代とどう向き合い、どう育てていけばいいのか──頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

Z世代は「受け身」じゃなく、「慎重」

Z世代とは、1990年代後半〜2010年頃に生まれた世代を指します。彼らは「デジタルネイティブ」であると同時に、「情報過多の中で育った選択の達人」とも言える存在です。SNSやネットで正解を探す習慣があり、行動を起こす前に「これで合っているか?」と確信を求める傾向があります。

つまり、「指示待ち」に見えるのは、慎重さの表れでもあるのです。
これは決して悪いことではありません。むしろ、情報を吟味してから動く姿勢は、丁寧で誠実な仕事にもつながる可能性を秘めています。

一方で、「なぜそれをするのか」「何を期待されているのか」が不明瞭だと、彼らは動きません。「言わなくても分かるよね」という昭和・平成的な感覚は、Z世代には通じにくいのです。

カギは「納得感」と「対話」

Z世代育成のポイントは、「納得感」と「自分ごと化」です。
たとえば、業務の目的や背景をしっかり説明し、「この仕事がどんな価値を生むか」を共有することで、彼らのスイッチが入ります。

さらに大切なのが、一方的に教えるのではなく、対話を重ねること。Z世代は、上下関係よりも「信頼できる人」とのつながりを重視します。「あなたの考えを聞かせて」「どう思った?」と問いかける姿勢が、信頼を築く土台になります。

「自社に合った育成」を見つけるには

とはいえ、「対話を増やす」と言われても、忙しい現場では簡単にできることではありません。大切なのは、自社の状況に合ったやり方を見つけることです。

弊社では、そうした課題に直面する中小企業の皆さまと一緒に考えるため、オーダーメイド型の研修を提供しています。特に、丁寧なヒアリングを通じて、現場の声や組織風土を理解したうえで、最適なプログラムをご提案。マニュアルではない「その会社だけの育成方法」を形にしています。

Z世代の育成に“正解”はありません。だからこそ、一社一社に寄り添い、対話を通じて育成の形を一緒につくっていくことが、これからの時代に求められるアプローチだと考えています。

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貴社のなりたい姿に寄り添い、最適なプランをご提案いたします。

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