職場の生産性を高める「プレゼン力」。想いが届くと、組織が動き出す

こんなお悩み、ありませんか?

「メンバーからの業務報告が、結局何が言いたいんか分からん・・・」
「部下が『企画書を見てください』と言ってくるが、ページに文字がビッシリ・・・」
「会議での発表で、話が長くて内容が全然入ってこん・・・」

こうした場面、一度は経験があるのではないでしょうか。
これらは、どれも『論点が整理されていない』『聞き手の視点が抜けている』といった共通点があります。

つまり、相手に届いていない。伝わっていないということです。

プレゼンは、日常の中にある

「プレゼン」と聞くと、スティーブ・ジョブズのようにステージで語る姿を思い浮かべる方もいるかもしれません。
けれど、職場で実際に求められているのは、もっと日常的で実務に根ざした力です。

たとえば、「上司への報告」「社内の資料説明」「部下への指示」「クライアントとのメールでのやりとり」など。
こうしたやりとりの成果は、伝わったかどうかで大きく変わります。

プレゼンテーション力とは、特別な人が使う特別なスキルではなく、日々の仕事をスムーズに進めるためにベースとなる基本的な力なのです。

伝わる力が高まれば、組織はもっと動く

報告が要点を押さえていれば→→→上司の判断が早まります。
指示の意図がきちんと届けば→→→部下の行動が変わります。
商品の魅力がきちんと伝われば→→→顧客の反応が変わります。

ひとりひとりが、相手を意識して伝える力を磨くことは、結果的に組織全体の動き方を変えていきます。
これは、単なる個人スキルではなく、チームや組織の生産性そのものに関わる力だと言えます。

「相手に届く=伝わる」とはどういうことか?

相手に伝わらなければ、どんなに良い内容でも意味を持ちません。
だからこそ、相手の立場を考え、受け取りやすい形で情報を整理して届ける力は、ビジネスにおいて極めて重要です。相手を意識して情報を整理し、受け取りやすい形に整えるという一連のプロセスが、あらゆる仕事の土台を支えていると言っても過言ではないでしょう。

私はこの力こそが、「プレゼンテーション力」だと定義しています。

◆ 伝わる力は、階層ごとに形を変える

プレゼンテーション力は、立場や役割によって必要な場面や表現が異なります。
一般的に、階層別にこのような内容を学ぶことがより実践的で実務で定着するポイントかと思います。

・新入社員には:上司への報告・相談を、PREP法で整理して話す力を
・若手社員には:情報の要点をまとめ分かりやすく伝える構成力を
・中堅社員には:データ・事実・数字などで相手の納得度を高める力を
・管理職には:部門方針や経営方針を論理的かつ情熱的に伝える力を

◆ プレゼン≠発表会

ここまで解説したとおり、プレゼンテーション力が必要とされるのは「発表会」だけはありません。
日常の業務で求められるスキルであり、それは、単に流暢に話す力ではなく、相手に情報を届け、共感を生み、納得を引き出し、相手の「行動」を促す力です。

こうした力は、特別な場面だけで使われるものではなく、日々の積み重ねの中で育ちます。職場での報告や提案もまた、成長のチャンスなのです。

◆ 最後に

「伝わる力」を育てるには、知識を得るだけでは足りません。実務に即した練習、立場に応じた学びの設計、客観的なフィードバックを通じて初めて実際の現場で使える力になります。

「うちのチームでも『伝わる力』を育てたい。でも社内だけでは難しいかもしれん・・・」
そう感じたときこそ、外部支援をうまく活用するタイミングかもしれません。

ご関心がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
貴社の実情に合わせた「伝わる力の育て方」を、一緒に考えさせていただきます。

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