【よくある相談例】
「社内対応をもうちょっと感じよくしてくれるといいんじゃけど…。」
「うちの電話対応、相手にどう聞こえとるか…うーん、気になるんよね」
そんな声を、サービス業だけでなく、メーカーや建設業などの企業さまからもよくいただきます。
接遇というとホテルや病院など、おもてなしが重視される業界の話と思われがちですが、実はどんな業種・職種でも「人と関わる仕事」である限り、求められる力です。
今回は、私たちが提供している接遇研修の背景と、なぜ今、どの職場にも必要とされているのかをお伝えします。
接遇は「人への配慮を形にする技術」
「接遇=マナー」ではありません。マナーがこうあるべきという型やルールであるのに対し、接遇は相手の立場に立ったふるまいを指します。
たとえば…
・言葉は丁寧だけど、なぜか冷たく感じる
・身だしなみはきちんとしているけど、笑顔がないから印象が悪い
このように、形式的に正しくても「感じがよくない」ケースは少なくありません。
接遇研修では、相手にどう映るか・どう感じてもらえるかを意識し、「感じのよさ」を伝える行動を身につけます。
接遇力は第一印象から始まる
接遇の入り口は、第一印象です。見た目・表情・姿勢・声のトーン…たった数秒で相手に与える印象が決まり、その後の関係性に影響します。研修では、日常業務の中で即実践できるスキルとして学びます。
「声のトーンをちょっと変えただけで、相手の反応がまるっきり変わった」
「お辞儀と挨拶のタイミングを意識するだけで丁寧な人に見える」
こうした変化を体感することで、自分自身の振る舞いに自信がつき、「感じのよい対応」が定着していきます。
接遇は人間関係の土台になる
接遇ができると、社外の顧客対応だけでなく、社内の人間関係もスムーズになります。
上司、同僚、後輩とのやり取りでも、「感じのよさ」や「相手への配慮」が伝わると、信頼や協力が得やすくなるのです。
とくに中堅社員には、後輩の手本となる振る舞いや、社外との窓口としての安心感が求められます。
接遇研修は、そうした「ちょうど今、求められる力」を磨く機会にもなります。
「感じがよい人」は組織のブランドになる
接遇力の高い社員は、企業にとって“顔であり信頼の窓口です。
「あの人の対応が気持ちよかったけえ、また来たよ!」
「この間、社外の人から電話対応の感じがええねって言ってもらえたよ」
そんな声が自然に生まれると、社外からの評価も高まり、組織全体の印象がぐっと良くなります。
接遇は、単なるスキルではなく、人と組織の魅力を伝える力です。
まとめ:技術としての「感じのよさ」を育てよう
「感じのよさ」は、生まれ持った性格ではありません。
職場で求められる行動やマインドとして、誰でも身につけることができます。
当社では、以下のような流れで研修を構成し、実践につなげています。
- 接遇とは何か(考え方・位置づけ)
- 第一印象と身だしなみ
- 言葉遣いと敬語の基本
- 電話・来客・訪問対応の基本
- 所作やふるまいの実践(ロールプレイとフィードバック)
広島を拠点に、地域企業の実情に合わせて実践型・対話型の研修を設計しています。
形式だけにとどまらず、「自分の対応がどう映っているか」を実感する研修をお届けします。
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そんなご希望があれば、ぜひ一度ご相談ください。